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校長挨拶


 

校長 松添 直隆

(熊本県立大学環境共生学部 学部長)

 

 熊本県は、平坦部から中山間地域まで広がる農地を基盤に、温暖な気候や、豊富な水資源を生かして多様な農業が展開され、農業産出額は全国第6位を占める全国有数の食糧生産基地です。多様な気候風土を活かし生産される農産物の種類も豊富であり、野菜と畜産及びその他が1/3ずつを占め、バランスよく多彩な営農が特徴です。また、生産農業所得額も全国上位にあり、農業従事者の減少傾向が懸念される中、熊本県では新規就農者数は平成25年から3年連続300人を上回るとともに、農業法人による営農も増加しています。

 

 くまもと農業アカデミーは、このような熊本の農業を支える意欲ある農業者の皆さんを対象に、アメリカの大学のエクステンションサービス(開かれた農学部)をモデルに、県内の機関の英知を集結して、「学びの場」を提供しています。

 アカデミーの実施にあたっては、熊本県立大学、農業研究センター、農業大学校、そして、東海大学の4つの機関が中心となり、産業技術センター、農業関係高校、普及組織、農業団体、民間会社等、県内の農業に関係する多くの機関が参加しています。

 

 平成24年度の開講以来、最新の農業技術や、農業経営の高度化、6次産業化への挑戦、農業機械専門等について座学や実習、演習等様々な形態での講座を実施する中、平成25年度の県南校開講、以降地域の学びを応援する出前アカデミーや、パソコンやタブレットで視聴できるオンライン講座の実施など、より受講しやすいアカデミーを目指して取り組んでいるところです。この結果、近年は毎年2000人を超える受講申し込みをいただき、多くの農業者の利用に感謝しています。

 今後も有機農業や、農業と福祉の連携など、各地域のニーズに応じた新たな講座を企画するなど内容の充実も図っていきますので、御希望の講座を積極的に受講していただき、ご自身の農業経営の課題解決に役立てていただければ幸いです。

 

 くまもと農業アカデミーで学んだ知識、技術をもとに、新しい夢のある農業を皆さんと一緒に育てていきたいと考えています。

熊本の農業者の新たな学びを応援する くまもと農業アカデミー